プロ野球216年のセリーグは広島東洋カープが25年ぶりとなる優勝を決めた。
25年前と言えば小職は当時26歳、前職の陸上自衛隊で3等陸曹として日々訓練に汗を流していた頃である。
さて、この広島東洋カープの25年ぶり優勝を成し遂げる前年から、黒田・新井両ベテラン復帰やカープ女子などが話題を集め、タナ・キク・マル(田中・菊池・丸)に加え、誠也(鈴木)と松山などの若手の活躍がチームを25年ぶりの優勝へと走らせた。
元は原爆被害による復興の象徴として設立された球団で、12球団で唯一親会社を持たない市民球団として長く愛され続けている。 経済的な危機で球団存続が危うくなった時、酒樽に募金を集めた「樽募金」は有名な話である。
そんな金欠球団だから他球団からの補強は叶う筈も無く、無いならば自分たちで育てると言う方針で球団を成長させて来た。球団設立以来、「育成一本」と言う方針はブレていない。今回の優勝メンバーを見ても、カープ生え抜きの選手ばかりである。
カープのスカウトが身体の強い選手選びを基本とし、厳しい練習でじっくり育て上げるからこそプロとして長く活躍できる。
ネットでは今回のカープ優勝の原動力となった活躍した選手や球団のサクセスストーリーを中心とした記事を多く見かけるが、私は選手をじっくりと「育てる」という育成方針には中小企業経営のキーポイントの様に思えた。
「育てる」と言う成長の鍵を今一度見直して進みたい。
2016年9月13日
企画営業部
川内カツシ
追伸:個人的には松山の豪快なスイングが好き@カープファン歴44年