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皆さんこんにちは 【ё】/ 地図制作部制作3課のまがもっちです。
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NHK教育で「美の壺」という番組があります。
日常にある「美のアイテム」を紹介、解説していく番組のようです。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/index.html
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今回のテーマは、「江戸の古地図」。
古地図の中でも、江戸時代に作られたものは、
芸術的に非常に美しく、多くのコレクターがいるようです。
私も5枚ほどもっています。もちろん複製ですが。
多色刷りでカラフルなものが多く、
浮世絵師が作ったものも数多く存在しています。
番組では、予想以上に多くの作品を紹介してくれて、
知らなかった内容も多く、勉強させてもらいました。
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その中から2つ紹介したいと思います。(番組ホームページで見れます)
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まず、安政の大地震の被害状況を色分けした地図。
全壊した屋敷の場所には灰色、全焼した場所には赤色が塗られています。
被害が大きかった地域が一目が判断できるようになっています。
隅田川にかかっている橋が灰色に塗られているのには「えっ?」と思いましたが、
橋も構造物のひとつで、渡れないことを知らせるためには当然のことだったのでしょう。
阪神大震災の復興調査で、これと同じようなものを作ったのを懐かしんでしましました。
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さらに、江戸時代にも現在のような携帯用住宅地図があったようです。
屋敷の表門の位置が分かるように、家主の注記の頭を表門の方向に向けているのには、
流石だなと感心してしましました。
裏門から入ってしまったら失礼ですもんね(笑)
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先人の知恵や工夫を知ることで、現在に生かせることは多そうです。
地図においても、古地図の表現方法を知ることで、
現在の地図に何か生かせないかと模索するのも必要だと思います。
古地図、良いですよね。
古地図片手に街を散策てのも楽しそうです。
誰でしたっけ? 俳優さんでやってる人がいるって聞いたような。。。。
これだけ情報化が進んで紙から電子媒体に移りゆく中でも、
紙には紙の良さが有るって事ですよね。
古地図のデータが入っているPDAを持ち歩くってのも味気ない
と思います。