北米自動車ショーがアメリカのデトロイトで開催された。
デトロイトといえばアメリカ自動車産業の雄、所謂ビッグ3の創業地としても有名である。
毎年日本からも大手自動車メーカーが出展し、斬新なデザインと技術力を海外に知らしめる
絶好の機会となっている。 ところが今年は例年と様子が違うようだ。
米国発の金融不安は米国の象徴とも言える自動車産業にも大きな波紋を広げ、公的資金投入を
余儀なくされる事態となった。 日欧は北米自動車ショーへの出展が、自社の経済効果に
大きな期待は出来ないと判断し、出展を見合すメーカーが出た。 日産・スズキ・三菱らである。
出展には数億から数十億の経費を必要とする北米自動車ショーに、以前ほどの費用対効果が
見込めないとの冷静な判断なのだろう。 逆に昨年オリンピックで沸いた中国の北京で開催された
北京モーターショーでは日本を始め諸国の自動車メーカーがこぞって出展し、自社の技術力を
盛んにアピールした。 アメリカに見切りをつけ、販売台数ではアメリカについで世界第2位を誇る
中国に、今後の市場を見出すのは至極当然の流れなのだろう。
成人式、、、日本国内に目を向けると、過激さとオチャラケ度が増す一方の成人式である。
およそ二十歳を迎えるとは思えないほどの乱痴気騒ぎには、怒りを通り越して言葉も出ないという
諸兄も多いのではないだろうか。 ところが今朝のニュースで成人式に参加した若者へのインタビュー
を見ていると、以外にしっかりと世情を見た回答をしている者がいたことに少し安堵感を得た。
とはいえ、物事には原因と結果の法則というものがあり、我々オジサン世代にも少なくない責任が
あることを見逃してはいけない。何れ今の若い世代が日本を背負って行くことになるのだから、
他人事のようにニュースを眺めるだけでは、今の大人として責任と自覚を持って接していきたい。
少し羨ましいのは振袖や紋付袴姿で成人式に出れることだ。
自衛隊の成人式は男も女も当然制服だった。。。
モーター製造大手の日本電産では、2月から一般社員の給料を最大5パーセントカットする方針を
打ち出した。 不況による減益赤字転落を避け雇用を維持するというのが永守重信社長の狙いだ。
不景気だ、金融不安だ、業績悪化だと言って派遣切りという手斧を振り下ろす企業が多い中、
同社の方針は雇用者にとっても希望の光となるだろう。
社内に目を向けると、どの部署も忙しく業務に取り組んでいる。
自動車メーカーのマニュアル作成は1月と2月のピークに向かい邁進中。
配線図作成は噴火寸前、地図編集チームは休日返上と残業の日々。
自動車、産業機器、家電、情報端末のマニュアル作成、配線図作成、地図編集が通常の
流れで動く中、イレギュラーな業務が複数入って来るとオーバーワークでパニックに陥り、
冷静な判断を欠くシーンも出てくる。 マウスを動かすスピードや処理する物量と言うのは、
ある程度のところで天井が見えてくる。収益を向上させるためには業務の効率化と採算性
を重視したマネジメントとリーダーシップが求められる。
加えて付加価値と技術開発、顧客サービスの向上と意識改善を「調査→開発→実行→検討
と改善」というビジネスの原則に従い、目標に向かって全社員一丸となって進めていく。
幸いなことに他所を向いている社員は一人もいない。 各セクションのリーダーが率先垂範
しているからだ。そして、リーダーと同等の自覚を持つ社員もいることが我が社の強みでもある_。
企画営業部 川内カツシ