時間管理のマトリックス

人間関係マトリクスに続いて【時間管理マトリックス】です。

まず始めに2つの質問をします。

  1. もし、常日頃から行っていれば、あなたの私生活を著しく向上させる活動がひとつ
    有るとすれば、それは何だろうか?
  2. 同じように、あなたの仕事の業績又は結果を著しく向上させる活動がひとつ有ると
    すれば、それは何だろうか?

私たちの全ての活動を『緊急度』と『重要度』という不達の軸によって四つの領域に
分けることが出来ます。

Matrix

第1領域: 緊急且つ重要
第2領域: 緊急ではないが重要
第3領域: 緊急だが重要ではない
第4領域: 緊急ではない、しかも重要ではない

第一領域に集中している限り、やがてはそれによって生活が圧倒されてしまうことになる。
それはまるで強くおうち寄せてくる波のようなものだ。大きな問題が出てきては叩きのめされ、
そして、立ち直ろうとしているところに次の波が打ち寄せてきてまた倒される。毎日、様々な
問題に振り回されて生活し、やがては疲れ果ててしまうのだ。
そういう事態に陥っている人が必ず逃げ込め領域が緊急でも重要でもない第4領域である。
90%を第1領域で過ごし、残りの10%を第4領域に入っている。そして、第2や第3領域には
殆ど目を向けていない。これは危機管理に集中して生活を送っている結果である。

一方、第1領域だと錯覚して緊急ではあるが重要ではない第3領域に多くの時間を浪費する
人もいる。その生活は反応的であり、終始他の人の優先順位や期待に振り回されている。
また、第3領域や第4領域で生活する人は基本的に無責任な人生を送ることになる。

効果的に人生を営む人は意識的に第3領域と第4領域を避けようとする。何故なら、それは
緊急であろうが無かろうが、重要ではないからである。そして、この人達は第2領域に時間を
投資することにより、第1領域の問題を無くしていくようにする。

第2領域に集中する事は、効果的な自己管理の目的である。第2領域は緊急ではないが
重要な事柄を取り上げているからである。
ピーター・ドラッガーの言葉でまとめれば、「大きな成果を出す人は、問題に集中しているの
ではなく機会に集中している」と言うことである。

さて、ここで時間管理のマトリックスを意識しながら、冒頭に記した質問の答えについて考えて
みよう。あなたの活動はどの領域に入っているだろうか。それは重要だろうか?緊急だろうか?
おそらくその活動は、第2領域に入っているだろう。重要である。いや極めて重要であることは
言うまでもない。しかし、緊急ではない。だから今それを行っていないのである。

以上はスティーブン・R・コヴィーの著書『7つの習慣』から全て引用したものです(^^ゞ
既に30カ国語に翻訳され、1200万部を軽く超える記録的な売り上げを達成している秀作なので
既に読破された方も多いかと思います。
私はたまたま、師匠の1人の方から勧められてこの本を購入したのですが、今でも時々読み返して
モチベーションを上げたり軌道を修正するのに用いています。
その度に自己管理能力の低さを自覚し、自責の念に駆られるわけですが・・・

2009年9月2日

企画営業部 川内カツシ

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