パッケージとしての命題・・・箱

箱もの・・・外箱とか言われます。

商品を梱包してある箱の事ですね。

これってどうやって作ってるんだろう? って思う人も居るはずです。

試しに箱を組み解いて展開してみると、これまた複雑な形状をしていて

とても箱(立方体)になる事をイメージできません。

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組み立て工数を少なくして、強度を保たなければならない為に、箱の設計には

色んなノウハウが詰まっています。

箱を使ってそのままPOPとして使えるように設計された箱を見た事有りますよね?

あれなんか匠の技だなぁと感心してしまいます。

さて、その匠な箱を作る上で絶対必要な工程が型抜きです。

段ボール紙に印刷された箱の元は『トムソンの木型』という箱作りツールによって

先ほどの複雑な形状に切り抜かれます。

そのトムソンの木型がこれ↓

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拡大すると・・・

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裏から見ると分かりやすいです。

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ベニヤ板を糸のこぎりで設計データ通りに切り、カッターの刃をはめ込みます。

表面のゴムのようなものはカッターの刃から厚紙を押し抜く役目を果たしていて、

紙の上からこの木型を押し当て型通りに切り抜くと箱の元が完成です。

後は組み立て手順通りに機械又は人が組み立てれば箱が出来あがります。

普段、購入した製品が入っている箱は製品を取りだしてしまうと、ゴミ箱行き

だったり、保証書や説明書をしまって何処かへ収納してしまう事が多いので

あまり着目する人も少ないようです。

でも、箱には製品を安全確実にお客様の元へお届けするという大きな使命を

持っています。そしてこの箱の制作費も製品価格の一部なのですから、

如何にして組み立て工数を削減するか、如何にしてお客様の目を引くPOPとして

アピールするか、これらは箱作りに係わる匠のテーマなのです。

そのテーマに一生懸命取り組む会社が今回の取材先で、大阪府吹田市を

拠点とする但馬綜合印刷株式会社さんです。

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社長の平田敏昭さんですが、兎に角熱い男です。

仕事には妥協を一切許さず、「ワシが見て納得できんもんは世の中に出さん!」

と言って仁王の如く品質管理に目を光らせます。

その熱さからクライアントへ厳しい意見を出す事も珍しくない。故に絶対的な信頼を

得ているのではないかと思える。 品質へのこだわりは相当なもので、自分で

図面を引き、何度も組み立て工数を計るなどの他、分からない事が有れば自分の

会社が休業日でも取引先へ出かけて行って問題を解明する。

とても印刷会社の社長とは思えないフットワークの軽さです。

見習うべきところが多い平田社長、一見その筋のお方と見間違えて警察に電話を

しそうになる程だが、打ち解けると愛嬌のある笑顔で答えてくれる。

頼れるアニキ的な存在として今後ともご指導をお願いしたい。

但馬綜合印刷株式会社
〒564-0037 吹田市川岸町5-4
平田敏昭
TEL 06-6383-1521・1522
FAX 06-6319-3726
e-mail tajima-hirata@sutv.zaq.ne.jp

2009年11月17日

企画営業部 川内カツシ

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