「どうすれば出来る?〜感情移入〜」の記事で書きましたが、この感情移入できるか否かと言うのは
テクニカルドキュメントの仕上がりを左右する重要なポイントと考えています。
クライアントから渡された原稿の通りにドキュメントを作るだけなら、なにもテクノアートに依頼しなくても
競争見積もり取って最安値の制作会社に業務依頼すれば済む話です。
ところが景気が低迷するとコストカットの対象として白羽の矢が向けられる現実が有るわけで、ドキュメント
制作を生業とする我々としては軽んずるわけには参りません。 『お値段以上●ト●♪』ではないですが、
値段以上のクォリティーを提供することはスタッフ全員が追い求めるところであり、ごく自然に業務へ
打ち込んでいるのです。 そのバックボーンとなるのが感情移入であると考えています。
そのドキュメントに込める想いが強ければ強いほどクォリティーの高い(分かりやすさとビジュアルの)
マニュアルや地図を作る事が出来ます。
先日、あるクライアントと話していた時の事、心に響いたフレーズが有るので紹介します。
『俺たちは頭で仕事するんやない。ハートで仕事するんや。』
頭で損得勘定して動く以前に心が身体を動かすのだと。
このフレーズを聞いて私は『愛』というワードを思い浮かべました。
- 製品への愛
- ユーザー(マニュアルや地図の読者)への愛
- 担当者への愛
愛すべき製品だからこそ心を込めて、
ユーザーにとって本当に分かりやすいドキュメント作りに心を込めて、
労苦を分かつこの人のために心を込めて、
誠心誠意、一生懸命に心を込めてドキュメント作りに取り組みたい。
これらの想いが私たちを動かしています。
無論、ご飯を食べなきゃ生きていけないですし、ビジネスですから利益は追求します。
でも、それらは後から着いて来るべきものであって、追いかけるのは『ハート』で『愛』を感じる
仕事をする事だと考えています。 それ故に『愛』のある言葉には更に深い『愛』を持って、
良い仕事で応えたいという思いも強いのです。
『愛』と言うフレーズが多いと、鳩山首相の『友愛』をパクった?と思われそうですね。。。
そう言えば、私はTwitterで鳩山首相をフォロー(読者)しているのですが、先日鳩山首相が
私をフォロー返し(読者登録)してくれていました。アメリカのオバマ大統領を意識してのこと
ですかね? 私以外にも鳩山首相をフォローしている人の多くがフォロー返しを受けています。
邪推は脇へ除けておき、日本国の首相を身近に感じる事が出来るITサービスやテクノロジー
には日々驚きと発見が有ります。
2010年2月10日
企画営業部 川内カツシ