2013年12月13日にラティステクノロジー社主催で行われたユーザー意見交換会で進行役を務めました。
3DCADで設計が行われるようになり、我々テクニカルコミュニケーターも3DCADを扱うシーンが増えており、逆に写真や図面からの作業は減少傾向です。
そんな中、今まではデータ容量の重さやCADアプリに特化したフォーマットにより、ハンドリングが思うように行えなかった状況を打破してくれたのがXVLやVPS、AdobeAcrobat3Dなどの3Dビューワーです。
XVLは近年改良が進み、ユーザーが右肩上がりで増え続けているビューワーで、弊社も早くから導入して開発を進めてきました。
ただ、どんなに優良なアプリもユーザーは少なからず不安を抱えてるもので、
- この使い方で正しいのだろうか?
- 他社も同じ事で苦労しているのだろうか?
- もっと効率の良い使い方が有るのでは?
- 開発元の公開データ通りの導入結果が得られているのだろうか?
等々、、、
今回はメーカー、制作会社問わずXVL製品ユーザーの抱える不安や問題を、ユーザー同士で解決の糸口を掴もうと言う試みでした。
開発元のラティス社代表をはじめ技術コンサル職の方も同席された意見交換会とあり、かなり突っ込んだ意見が飛び交いました。
名古屋から島根のXVLユーザーが具体的な意見を交換する意見交換席と、他社の意見を自社の参考にしたいという傍聴席に別れて進行しました。拙い進行で不快に感じられた方がいらっしゃいましたら、改めてブログと言う形ですがお詫び申し上げます。
具体的な内容は割愛いたしますが、大きなテーマとして次の点を上げておきます。
- テクニカルドキュメントは今後どうなっていくか?
- XVLからAIに変換した際の描画レベルを「良い塩梅」にするには?
- 設計変更への対応は?
- XVLStudioの使いこなし
各メーカー様々なご意見をお持ちで非常に参考になりました。
また、導入効果の1つとしてコスト削減という大きなテーマについて、私の率直な意見としてはメーカーサイドでキッチリ数字が得られているのか私個人としては疑問が残りました。
XVL導入により、メーカーとしてどういったことを展開したいのか?ービスを受ける側に何を提供すべきなのか? メーカーにはこの辺りの大きな枠組みを検討いただいて、汗をかく部分は専門家である我々にお任せいただく。この手法が現時点では恐らく効率良く利益を出せる取組みなのではないかと考えます。
おまけ:
懇親会では更に熱い議論が交わされ、あの場に参加出来たことに大変興奮を覚えました。この度の進行役を打診くださいましたラティス社の鳥谷社長に感謝いたします。
2013年12月20日
企画営業部 川内カツシ