仕事と作業は似て異なるものですが、時として逆を講じてしまいます。
我々テクニカルコミュニケーターは、情報をわかりやすく整理して伝える(発信)することが使命です。クライアントから指示書や材料を受け取れば、内容を十分に精査して納品までのフローを組み立てます。
横展開や同じメーカーから継続して受注する場合は、ここが1番の仕事の部分になります。
ライター、イラストレーター、デザイナー、チェッカー、それぞれの専門家は自分のスキルを最大限に発揮して自分の仕事をするのは、言わば当たり前の事です。
今回の仕事というのはフローを組み上げる部分です。フローを組み立てた後は作業として見ます。
- 指示書の理解
- 材料の確認
- 不明点の洗い出し
- 仕様の確認
- 要求クォリティーの確認
- 旧モデルのドキュメント精査
- 作業者の選定
- サンプルの作成
- 品質、フロー、納品後のクライアント作業等々、改善の余地を検討
- 積極的な改善提案※※※
- プロジェクトチームのメンバー選定
- 予算組み
- スケジュール建て
- 品質、フロー、スケジュール、予算等の妥結
- 【実行】この時点まで進めるとホッと一息入れて、次の案件に取りかかれます。
- 管理監督
- 納品、チェックバック対応
※※※
情報を「分かりやすく」整理して伝える事が我々の仕事ですから、この部分において妥協は絶対に許されません。むしろ存在価値と言っても過言では無いと考えています。
で、チームの仕事はと言うと、
高度なスキルを要する仕事とそうでない作業に分類して、社内スタッフと社外スタッフ(外注)に振り分けて確実に品質、フロー、スケジュール、工数などの管理を行います。
それぞれのスタッフは自分の役割を理解して責任の伴う仕事をします。
仕事と作業に分ける。
これって大変重要な事なんですが面倒臭いという側面も有る為、時として楽をしてしまいます。
先に書いた仕事と作業を分けるよりも、全部自分がやった方が早いし確実だし楽チン♪ な〜んて勘違いしてしまうんですね。ここが落とし穴であるということに気付くのは時間と経験は必要有りません。如何に客観的に観れるか?だとおもうのです。
- 仕事も作業も一人で抱え込んでしまうために指示書通りの成果物を納める
- スケジュールに余裕が無くなる
- 予算と工数のバランスが崩れて採算が合わなくなる
昨日も若手スタッフに、
これらを招かない為にも【仕事と作業】を分けて考える習慣を身に着けるよう話していましたが、彼は十分に理解していたようなので今後が楽しみであります。
さて、来週初めに予定している客先訪問のための資料も作り終えて、気合十分なのですが天候がイマイチ良くないので心配です。雪で走行困難の様子。。。
月曜日の状況見て延期も止む得ない感じです。
寒波到来・・・
外は冷え込んでますが心は熱く熱く_。
2014年1月10日
企画営業部
川内カツシ