最近、3Dプリンターでの出力についてお問い合わせを頂いております。
用途は試作品、モックアップの代わり、社員研修用、趣味のフィギアなど様々で、3Dデータをお持ちのお客様もいれば、2DCADのドラフト支給のお客様もいらっしゃいます。
2Dプリンターと大きく異なるのは、画面に表示されているものがそママ出力されるのではないというところです。
出力可能なデータとしてクリアしなければならない項目もシビアです。
3Dプリンターで出力可能な標準的データ形式は、Standard Triangulated Language(スタンダード・トライアンギュレイテッド・ランゲージ、略称:STL)です。
私たちが日常業務で取り扱うデータは様々な形式が運用されています。
ai,eps,psd,pdf,doc,xsl,ppt,indd,xv2,dxf,obj,3Ds,vrml,x3d,igs,tif,stp,cat、、、、、、、
やっぱり止めておきます(;´Д`) 無謀でした。
で、STL形式ですが、3Dプリンターで出力しない限り通常業務ではお目にかからない、珍しいデータ形式と言えます。3次元形状を3角形(立方体)の集合体で造形するデータで、ポリゴンと呼ばれています。このポリゴンが小さければ小さいほど形状が精細でリアリティ豊かな立体造形が可能となります。反面、データ量が重くなり、ハンドリングが困難と言うデメリットも有ります。
また、物体を形作るポリゴンが無い部分は造形されません。これをポリカケと言います。ポリゴンが無いところだけ穴が開いた状態になります。
なので、3Dプリンターで出力する前には必ず、データの適性チェックを行います。
敷居が高いようですが理解してしまえば、今後私たちの業務や私生活でも3Dプリンターを介して様々なサービスを受けられるようになるでしょう。
本日はここまで♪
2014年2月22日
企画営業部
川内カツシ