今の日本自動車事情の中で気になったポイントは、「変わる車の安全基準」、「衝突被害軽減ブレーキの搭載義務化」です。。。
2012年に起きた関越自動車道の高速バス事故が大きな影響を受け、安全性の基準を見直すことにより(参考1)
http://response.jp/
2014年11月からバス・トラックら大型車両にブレーキの装備を義務付けられ、2017年の同月には残りの生産者にも適用するとの話です。(参考2)
http://response.jp/
それにより各メーカーは各々が持つブレーキシステムが作成されました。(参考3)
http://response.jp/
有名なブレーキシステムを挙げますと「スマートアシスト」「アイサイト」。
「スマートアシスト」と言えば、ダイハツ工業が開発した衝突被害軽減ブレーキで車両前方に搭載したレーザーレーダという赤外線を使ったパーツで、一定の速度などの条件下で前方にあるものと衝突する前に自動でブレーキがかかり、またシフトやペダルの操作ミスで急な発進を防ぐ、誤発進抑制制御が組み込まれて。事故の防止するシステムとなっております。
搭載されたのは2012年12月に発売されたムーヴが軽自動車で最初とのこと。
現存するブレーキシステムの中で搭載コストが低いほうで、直ぐにユーザーの対応しやすいのがメリットではないでしょうか。
「アイサイト」は富士重工業が開発したシステムでこちらはステレオカメラを使用して事故回避の自動ブレーキと誤発進抑制制御の他に長距離運転時の車間調節をしてくれるクルーズコントロール。
疲れや眠気で、運転が不安定になった時にアラームで警報してくれるお知らせ機能。(参考4)と4つの運転支援システムとなり、搭載車はSUBARUのレガシィが有名です。
http://response.jp/
しかし、機械で安全なシステムを組み込んでも、確実に防げるわけでもありません。一時はブレーキシステムの作動範囲を超えて機能が動かず、逆にトンネルの壁を先行車と誤認して起動したりと事故があったり、さらには、より精密な機械の機能を乗っ取られるサイバー犯罪にも関わるかもと小耳にはさみました。
あくまで運転者の支援・補助をするシステムと位置付けられておりますので、販売メーカーもシステムに頼る運転はしないでほしいと、口酸っぱくCM等で示しています。
今の自動車事情に大きく見える課題は「安全とコストのバランス」と感じられました。
人間どうしても何処かで疲れや状態により不安定になったりして、事故に繋がってしまう。
その前にこれらの運転支援システムを使って事故の防止と安全対策を開発・発展しています。
しかし、機械はあくまで緊急時の対応と支援をするのみ、最終的には運転者がしっかりと安全の確認をしなければいけないと思いました。
今の社会には必須な自動車産業、今では電気自動車も走っている時代。
更なる車の進化に注目です_。
2014年7月23日
テクニカルドキュメントグループ
パーツカタログ担当
南畑達也@俺にバラせないものは無い