地図を編集する際に、地図上の地物を転位する、道路の総描を行なう、残す注記の取捨選択をする…
これらをスムーズに進めていくためには、「慣れ」は重要だと思います。
※総描とは
上記のような作業や上記以外の作業の場合にもいえることですが、初めての作業を行なう時、
ただ説明を聞いたりあるいは説明された文章を読むだけでは、いざ実際に作業を進めてみた場合に、
「本当にこれでよいのか」
「どの程度まで、行なってもいいのか」
といった疑問や不安が生じることが度々あります。
私の場合、入社させていただいてから何度も初めて行なう作業に出会いましたが、
その際の疑問や不安の解消に大きくつながったのは、多くの経験を積まれた社内の方々に、
実際にパソコンの画面上で作業を行なう様子を見せていただいた時でした。
実際の作業の様子を見せていただくと、
「このような感覚で、このくらいのスピードを目指して作業を進めていけばいい」
といったことを知ることができます。
その上で実際に自分で作業を開始し進めていった時、転位や総描、取捨選択の場合、
地図上の状況や仕様において、
「この場合はどうすればいいのだろう」
という局面に、何度も遭遇します。
それを周囲の方に聞いたり考えたり調べたりしながら一つ一つ解消し、次に同じ局面に
遭遇した時には、スムーズに解決して進んでいけるようになっている…
それが、「慣れ」と言えるのではないでしょうか。
私自身、これからもっと、「慣れ」を身につけていかなければならないと考えています。
2000年某月弊社調整
2015年4月27日
地図制作部
深山友紀子