タイで見た日本車ブーム:グチケン

都心のバンコク大通り

連休を使って弾丸旅行によく行くグチケンこと山口です。

LCC航空会社のキャンペーンメールに安い便を見付けたのでAir Asiaでタイへ行ってきました。

金曜日の仕事終わりから友人の車で関空へ直行し、その日の最終24時発の飛行機で5時間かけてタイへ出発。

現地時間の朝4時に到着しました。日本との時差はタイの方が2時間遅いです。

朝からアユタヤに行くことにしました。

都心から少し離れたアユタヤへ向かう駅は、何の囲いもなくホームを露店が囲む「世界の車窓から」で見るような、簡素な駅でした。

 

駅周辺の露店

扇風機が一台しかない蒸し風呂状態の列車で1時間かけてアユタヤに到着。

駅に着くと3時間で名所を選んで周るトゥクトゥクのツアーがあったので、トゥクトゥクに乗って遺跡観光

タイに来たら見て見たかったワット・ヤイ・チャイ・モンコン

ワット・ヤイ・チャイ・モンコンの石塔

 

修行僧たちの瞑想のために建てられた寺院。たくさんの仏像があり、中心の塔の中にも仏像が並び、地下に一直線につながる井戸のような穴がありました。

この日は、修学旅行生がたくさん来ており、井戸のような穴に小銭を入れてました。(意味はよくわかりません)

石塔の中心にある井戸のような穴

 

石塔の中の金箔が貼られた仏像

 

石塔を降りる学生たち

 

そのほか、水上マーケットや象に乗って散歩できる公園など観光スポットを周遊しました。

散歩や餌やりの体験ができる象の公園

 

ここからは都心のバンコクに戻って…

以前から、私は旅行先の楽しみのひとつとしてその国で走る車をみるという楽しみがあります。

タイは日本と同じ右ハンドルで、道中では日本車が多かったです。タクシーはほとんどがプリウスで、タイでも日本と同様にSUV車がブームのようでした。

このような日本車がよく見られた背景に、昨年のニュースを思い出しました。

 

「昨年トヨタとダイハツが小型車事業をアジア新興国に集約」

製造をアジアに展開し、その国のニーズに合った車を増やすという内容

ひとつの例として日本では見ることのない、いすゞのSUV「MU-X(ミューエックス)」をよく見かけました。この車はタイで製造されていて発売開始から1年で2万台を売り上げたそうです。ISUZUのエンブレムがついた乗用車というのは新鮮でした。

スーパーマーケットに展示されていたMU-X(ミューエックス)

 

また、今回の旅行でもうひとつよく目にしたのが、昨年10月に亡くなられたプミポン国王の訃報を知らせる看板と献花台でした。空港から街のホテルや百貨店などのあらゆる施設に設置されていました。

タイ首相府からはこのように発表されたようです。

全ての公的な場所、国営企業、政府関係機関及び教育機関は、10月14日より30日間半旗を掲揚する。

全ての公務員及び国営企業従業員、政府機関職員は、10月14日より1年間喪に服す。

一般国民は、適切な行動を考えて行動すること。

とあるように、公的機関の方々に限らずタイ国民も黒を基調とした服を着ていたりと配慮と意識が感じられました。献花台では通りすがりにもしっかりと手を合わせ拝む人も見かけられ、タイ国民の国王に対する敬愛と追悼の念が深く伺える光景でした。

なかでも美術館に展示されていたプミポン国王の3メートル以上ある壁画は壮大でした。

美術館の壁に描かれた若かりし頃のプミポン国王
美術館の壁に描かれた国王の軌跡
国王を追悼する壁画

 

プミポン国王は親日家としても有名で皇室と親交も深く、日本製のカメラや車などを数多く使用されていたそうです。こういった経緯から、日本車が多い点や日本の製品、製造技術はタイにおいてブランド化され、ステータスのようになっているのだと思いました。

後に、タイで走る日本車を見て、以前にタイ語の用品取扱要領書の案件を製作させていただいたことを思い出しました。

今まで使う機会の無かったタイ語のフォントをはじめて使用して、文字の形や右読みであることなどいろいろな発見があり、貴重な体験をさせていただきました。大袈裟かもしれませんが、自分が携わったモノが微力ながら異国の地で読まれ、それが使用されているということを考えると感慨深く責任感を感じ身が引き締まる思いでした。これらを体験を通していろんなところからタイと日本との友好関係をざっくりとですが、知ることのできた良い旅行でした。

【小ネタ】

タイ限定スタバボトル
合掌するドナルド
アユタヤに向かう駅で見たなぞのつづくおじさん

 

2017年3月31日
制作本部テクニカルドキュメントグループ
グチケン

 

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