地図上で大きな指標となるものに「大きさ」や「長さ」があります。
地図上で大きさや長さは重要な指標となります。地図には必ず縮尺が表示されており、縮尺1/1の場合は現実世界の大きさと同じです。例えば縮尺1/10000では、地図上の1cmが現実の100mに相当し、これを基に大まかな長さを把握することができます。
大きさの指標としてよく使われるのは「東京ドーム○個分」という表現です。ただし、実際に行ったことがない場合は、東京ドーム1個分と同じ大きさと言われてもピンと来ないかもしれません。しかし、東京ドームは約4.7ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)もあり、近くの大きな公園と比較してもかなり広いことが分かります。また、東京ドーム自体も216m×216mと非常に大きいです。実感はないかもしれませんが、「大きさ」の指標としては一級品です。
次に「長さ」ですが、100mや30cmといった長さは体感的に分かりやすいです。日常生活で服や靴のサイズ、間取りなど、長さは必要になりますからね。
そして、「高さ」は低いものなら実感しやすいですが、高くなると理解しづらくなります。一般的には「東京タワー(333m)」や「富士山(3776m)」がよく言われますが、実際に登ったことがない方も多いでしょう。東京タワーの展望台に行けば高さを実感できるかもしれませんが、建設当時と比べると、感慨深さは薄れてしまうかもしれません。周辺に高層ビルが立ち並んでいるからです。例えば、あべのハルカスが東京タワーの隣にあると、東京タワーの高さはあまり感じられないかもしれません。
高層ビルの高さを表すのによく使われるのが「ゴジラの身長」です。初代ゴジラは当初50mでしたが、高層ビルがどんどん高くなったため、それに合わせてゴジラの身長も増え、シン・ゴジラでは118mになりました。
これは、怪獣としての迫力を保つためだと言われています。私は昭和世代なので、ゴジラには愛着があります。例えばウォーキングの際には、1万歩ではなく、ゴジラ100頭分の距離を歩く方が楽しそうです。シン・ゴジラでは長すぎるので、初代ゴジラ100頭分ぐらいがちょうどいいかなと思います。
(怪獣の単位は一頭でよいのかな。ウルトラマンの怪獣は1体だったような気がする)
寄稿:MAPNAB(まなぶ)