TC協会が主催する「日本マニュアルコンテスト」通称マニコンの審査委員として評価基準などの研修を受けて来た。
これまでの業務経験による自己保有のマニュアル評価基準だけでは、井の中の蛙になりかねないとの思いから研修会参加を決めた。
4月22日の大阪は朝から雨が降り、咲き残りの桜をほぼ葉桜にしてしまった。
2日前は東京でも30度を超す夏日が観測されたと言うのに、この日は冷たい雨で身が引き締まる程であった。
研修会は天満橋駅すぐの大阪研修センターで行われ、受講者は約30人ほどだろうか、会場はほぼ満席となった。
会場には取引先や同業他社のお勉強熱心な顔見知りの方たちもお見えになり、「あぁ、お疲れ様です」「その節はどうも〜」みたいな挨拶を交わす。
参加した事が間違いでは無かったと安心した。。。 皆様お疲れさまでした。
さて、研修のスピーカーは日本マニュアルコンテスト2010実行委員の徳田氏である。 今回教材として使用した評価チェックリストは、仕様説明の国際規格であるIEC62079:2001のAnnex ?B とAnnex Cに記載されているチェックリストを元に作成され、これまでの規格を改訂したものだと聞いた。
評価基準は製品マニュアルとして当たり前の要件が満たされているかどうかから、「分かりやすい」か否かを審査する【表現】の評価項目まで事細かに具体例をあげて解説頂いた。
経験により落とし込まれていると考える事項でも言葉にして解説を受けると、「なるほど〜」と感心してしまう事も多いし全体として理解出きたと判断した。
得意分野であるテクニカルイラストについては評価項目が少ないように思うので、後日改めて協会あてに問い合わせをしようと考えている。
今後は評価する側の目線でマニュアル作りに取り組み、社会全体でのTC活動の認知とテクニカルコミュニケーターの地位向上を目指したいと思う。
悔やまれるのは研修前にランチ目的で商店街を散策した際、私のグルメセンサーがひと際反応した焼鳥屋さんに入ると、「ごはんを切らせてまして・・・」と断られた事だ。ランチ時に。。。
まさか私の顔を見て断ったとは考え難い。
2010年4月23日