ゴールデンウィーク:TATSUYA

今回のテーマは「ゴールデンウイーク」4月下旬から5月初めにまたがる長期間の休日です。

黄金週間・大型連休と呼称されていますが、1985年以前は5月4日の「国民の休日」がまだなくて、飛び石になっていて「飛び石連休」と言われてました。
その1985年に法律の一つ「祝日法」の改定により休日と扱うようになり、この言い回しは少なくなります。
では「ゴールデンウイーク」と呼称された元は何かと言いますと、映画会社の大映が松竹と競作して1951年に同時上映となった『自由学校』が大映創設以来(当時)
最高の売り上げを記録し、正月映画やお盆映画以上の興行成績を残したことで、映画界でこの時期に多数の動員を生み出すことや活性化を目的として、当時の大映専務によって作成された業界言語であり、1952年〜1953年頃から一般にも使用されるようになり、他の業界にも広がりました。
なお、この時の大映は続いて秋の文化の日を中心とした期間を「シルバーウイーク」と名付けましたが、当時こちらの方は定着しませんでした。
元が映画の業界用語のためであったために、「業界の宣伝になってしまう」や「年配者にはわかりづらい」といった理由で、今は単なる「大型連休」が主な表記に統一されています。
さらには「ゴールデンウイーク」は現在2004年に損保保険ジャパンが商標登録が認められており、混乱を避けるためにあまりニュース番組では言うことが少なくなりましたが、場合によっては言うこともあるようです。

今まで何気なく使っていた言葉ですが、意外な語源があることに驚きました。

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