小さい頃はとにかく何か描きたかったのですよ。
でも何を描いていいのかわからず(←←ココ重要)
どう描いていいのかもわからず、紙の上にはぐっちゃぐっちゃの線が
のたうち回り、「描きたい気持ち」だけが残る・・
中学の頃お父さんが画家で本人もすばらしく絵の上手い知り合いがいて、
知り合い曰く「絵を描く時は頭の中に完成品が出来てて、紙の上にその
完成品をなぞるだけ」だとか。
、、、ったく、こんなヤツに絵の描き方なんて聞くんじゃなかった。
どこかに「頭の中に絵の完成品が出来る」魔法とか薬とか、どこかに
売ってないですかね?? 買うぞ!
最初にMacに出会った時にマックペイントっていうペイントソフトがあって
「紙に描くように画面に絵が描ける」ってキャッチコピーでした。
試しに使ってみたら紙に描けないヤツは画面にも描けないと気がつきました。
これは今のPhotoshopも同じで、ペンタブレットを使って実際に紙に描くよう
にCGを描くってことは、えんぴつなりなんなりで絵が描ける技量が最低必要っ
てことですわ〜(T_T)
テクノアートに入社してIllustratorに出会い、
このソフトなら、えんぴつだとぐちゃぐちゃの線しか描けない者でも
狙った線が描ける。しかもいくらでも修正できる。
コレならなんとかなるんじゃね?
今でも相変わらず何を描いていいのかわからないし、
頭の中に完成品なんて無いのだけれど
あれこれと線を引き、あちこち動かして
ぐっちゃぐちゃの中から使えそうなトコだけ残していけば
時間は掛かるけど絵になってくるIllustratorに感謝。
さすがに発想力まではサポートしてくれないので
出来上がりが「ありきたり」になるのは書き手の力不足。
2009年5月11日 伊東
テクノとは、
ギリシャ語。「技術・技巧・芸術」をあらわす単語「テクネ」(希:Techne)を
接頭辞として使用する場合、語尾変化し「テクノ〜」(希:Techno-)となる。
例:テクノクラート、テクノフォビアなど。おもに欧米で学術用語として使用
される。国内では理系の企業名に多用される。英語「テクニック」(Technic)
の語源。
芸術を意味するアートという単語との組み合わせにより『テクノアート』と
なる。技巧的な芸術、技術的な芸術と言ったところか。
見る人の目に“ありきたり”と映ったとしても、『描きたい気持ち』は持ち続け、
そして_描き続けていきたい。
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